XJR1300の開発者が語っている言葉が非常に気になりましたので掲載させていただきます。
XJR1300はビッグバイクは初めてというビギナーの方にも安心して楽しんでいただけるXJR1300ならではの懐の深さ、そして快適性は維持しながらも、エキスパートライダーにも満足していただける運動性能を高めました。
ただ、XJR1300で言うところの運動性能とは、スーパースポーツモデルのような先鋭的・究極的なものではありません。野球を例にすると、スポーツとしての野球を突き詰めていけば、プロ野球に行き着く。でも、もっと生活に根ざした、草野球の楽しさもあると思うんです。日曜日の昼下がりに「ちょっとキャッチボールでもするか」と軽く汗を流す。NEW XJRがめざしたのは、そんな爽快感。
ですから、スポーティとは言っても、敷居はあくまでも低く、どなたにでも扱いやすいよう、XJR1300はユーザーフレンドリーな設定なんです。
まずは、XJR1300プロジェクトチームが発足してから合宿をして、従来型XJR、競合車など乗り比べて、開発スタッフ同士で意見を出し合ったんです。ライダーのスキルはまちまちでしたが、みんな率直に意見していましたよ(笑)。別の機会ではXJRユーザーの皆さんと一緒にツーリングして、一般のお客さまがXJRをどう使っているか、どんな希望があるかをヒアリングさせてもらいました。
こうして得た意見を分析しながら、皆さんの期待を超えるものづくりをしようと、NEW XJRの開発の方向性を見極めていったんです。XJR1300を幅広いお客さまに乗っていただくために、とにかく生の声を大切にしたかった。ヤマハでは、レースの現場でも、市販車開発においても伝統的にライダーの意見を非常に尊重する。XJR1300は乗り手のプライオリティが高いんです。
まず、XJR1300は乗った瞬間に新たな驚きと歓びを感じていただけるようにしようと、ネイキッドの範疇で、ハンドル位置を多少、前輪よりに移動。ニーグリップしやすいよう、サイドカバーをスリムな形状に変更し、フィット感を高めました。XJR1300の快適さはそのままに、スポーティな走りのイメージをかき立てるポジションになっています。
また、XJR1300が一目で変わった感を感じていただけるよう、4-2-1集合タイプの右1本だしマフラーを採用しました。XJR1300はスポーティさを表現するだけでなく、エンジンパフォーマンスも向上し、騒音・排ガス規制といった環境基準も満たしているんです。